赤蕎麦(アカソバ)の花がきれいに咲きました。
濃いピンクに色づいた可憐な花をたくさんつけ、葉のグリーンに映えています。家族がアレンジしたのですが、カゴに生けるのも可愛らしい雰囲気になってなかなか素敵。
蕎麦の花というと白い花が想い浮かぶと思いますが、こちらは珍しい赤色品種。
そもそもはヒマラヤの高山のみに咲くとても珍しい植物だったそうで、信州の「そば博士」と呼ばれる先生がヒマラヤから持ち帰り、日本でも栽培できるよう改良を重ねたのだそうです。
はじめは日本の風土では赤い花は咲かず、何年にも渡り品種研究がなされ、誕生したのが「高嶺ルビー」。さらに現在まで生産者の努力により品種改良が重ねられ、より濃い赤色、観賞用としての美しい赤ソバが普及しました。
信州 長野県上伊那郡箕輪町「赤そばの里」では、広大な敷地に高嶺ルビーを栽培しイベントなどが行われているそうです。一面の赤い花畑、見応えがありそうですね。
赤花ソバ:タデ科・ソバ属、播種期(はしゅき)は7月~10月頃、気候・土壌の順応性も高くたくましく育つ植物で、30日ほどで開花。一般品種は開墾地に植えられた歴史もあります。
もちろん日本人が大好きな「蕎麦(そば)」の原料となるもので、そばの栄養素としてはルチンをはじめビタミンB群、ミネラルが豊富、いわゆる低GI値の食事として健康やダイエット目的でも好まれていますね。
アカソバも食べられるようなのですが、観賞用として秀逸でわずかなスペースでも可、水やり不要・肥料不要の育てやすい優秀植物。
花の期間も1か月と長いので、お花好きな方にもおすすめですよ。
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