雑木林や公園で、ドングリを見かける季節になりました。
大きさもスタイルもさまざまですが、画像のドングリは細長い楕円形スタイルにうろこ状の帽子、たぶん…コナラの実。
毎回<ドングリの見分け方>サイトを参照にしつつも、判別はなかなか難しいもの。葉っぱを見れば?と思っても複数の樹木がある場所では落ち葉と実が一致しないこともあり…。(画像の葉は外側にギザギザしたトゲが出ているのでコナラではなさそう)
ドングリの判別はそこそこにして、今回はドングリの代名詞的存在コナラについて書いてみたいと思います。
コナラ(小楢):ブナ科コナラ属、北海道北部や沖縄を除く日本全国に自生する落葉樹。
10m~20mほどにもなる大きな木で、成長スピードが早く1年で1m成長するとも言われます。ひこばえという切り株や根元からも若芽が生えて育つ萌芽更新もたくましく、生命力の強さと火持ちがよい性質から、かつては薪として重宝されました。
シイタケのホダ木、家具や雑貨の材料としても用途があります。
よく似た種類のミズナラの樹「大楢(オオナラ)」に対して葉の「小さい楢=小楢(コナラ)」というのが名前の由来。別名にイシナラ、ナラ、シダミ、 ホウソ、 ハハソなども。
春には淡いグリーンのひも状の房のような花、夏の緑、秋には黄色にと1年を通して様々な表情を見せてくれるのも魅力。
シンボルツリーとして庭木にもおすすめはされていますが、かなり大きくなること、落ち葉の世話や剪定をしっかり行う必要があるので、お庭の状況や環境で向き不向きはありそうです。
ドングリから発芽させ盆栽に育てる、という楽しみ方もあるようなので興味のある方はトライしてみては。
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