トケイソウはまるで時計の文字盤のような不思議な花を咲かせることからその名が付いています。
つる性の多年草なので仕立て方は行灯、トレリスなどつるを利用した仕立て方が合っています。また、夏の生育は旺盛なので緑のカーテンとしても適しています。
品種は多いのですが、耐寒性には差がありますので、選ぶ時には注意が必要です。特に庭植えにする場合は(お住まいの気候にもよりますが)、耐寒性の強いものが適しています。
耐寒性の弱い種類のトケイソウの場合は寒くなってきたらつるを巻き取り掘り起こし、鉢植えにして屋内で冬越しします。春になったら屋外に出して日に当てると再び成長して花芽を付けます。
ところで・・・“クダモノトケイソウ”という名前をご存知ですか?
じつは果実を成らせるトケイソウがあるのです。その実がパッションフルーツです。そう聞けばピンとくるかも知れませんね。正に南国のくだもの、トロピカルフルーツというイメージのあれです。
こちらは実を成らせるだけあって葉も大きく、茎も太く育ち、多くの実を付けます。病害虫には強いので育て易いのですが、自家受粉し易い品種とし難い品種がありますので、実の収穫を目的にする場合は考慮が必要です。
見て楽しく、食べて美味しく、日陰も提供してくれるトケイソウを育ててみませんか?
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