細い葉をこんもりと茂らせて風に揺れる風知草の姿は優美にも見えますし、どこか野性的でもあります。元来、日本の山々に自生している植物だからでしょうか・・・
また、風知草は葉が途中でねじれて裏側が見えていることから、「裏葉草」の別名があります。
風知草とはよく名づけたと思うほどピッタリの呼び名だと感心します。
葉は細くしなやかなので、わずかな空気の動きにも優しく揺れて風を知らせてくれます。
病害虫に強く、耐寒性、耐暑性があります。寒くなって葉が茶色くなってきたら短く切り戻しておくと、春に新芽をたくさん出して株も一回り大きくなります。
株が小さいうちは地味と感じるかも知れませんが、大きくなってボリュウムが出てくると存在感が増してきます。他の植木と組み合わせると良いアクセントになります。
写真は株立ちのヤマボウシの根元にどっしりと陣取った風知草の姿です。
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