モッコウバラは日本ではとてもポピュラーなつるバラの一つです。皆さんはモッコウバラと言うとどんな姿を思い浮かべるでしょうか?
よく見かけるのは庭のフェンスに生垣のように整えられた姿ではないでしょうか・・・
ちなみに、モッコウバラには花色として白と黄があり、花の形としては一重と八重があります。従って、花色と花形の組み合わせとして4種類があるわけです。また、厄介な刺がないので扱い易いです。
左の写真は玄関前のフェンスに這わせた八重咲きの白モッコウバラです。一株だけなのですが、その生命力は凄まじく、定期的な剪定を怠るとフェンスから長く細い枝を四方八方に伸ばしてしまいます。家の敷地内なら放っておいても良いのですが、道路側にはみ出した分は通行人の邪魔になるので剪定が欠かせません。生垣のように短く剪定して、春に細枝に咲く花を香りとともに楽しむことができます。
ただし、八重咲きの黄モッコウバラには香りがありません。
もちろん、このようなフェンス仕立ても十分綺麗で存在感もあるのですが、細く長い枝を活かして枝垂れ仕立てにすると花数も多くなり、乱れ咲く花が連なる姿は豪快にして優美でもあります。
右の写真は枝垂れ仕立ての途中経過ですが、枝を垂直方向へ誘引している様子が分かると思います。
モッコウバラは病害虫に強く、成長も早いので育てやすいバラです。また、次々と出てくる枝を利用して自分好みの姿にする楽しみもあります。
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