日々草(にちにちそう)その名前通り、毎日次々と花を咲かせていく夏の花です。
可愛らしい花姿、色も豊富で暑さにも強いので、夏のお庭を彩ってくれるガーデニングには人気の植物。
ずっと咲いているような印象がありますが、一つの花の開花は3~5日と長くはありません。新しい花が日々咲いていくこと、毎日花が絶えないことから「日々草」という名前がつけられたそうです。
キョウチクトウ科・ニチニチソウ属、原産地はマダガスカル、インド、かわいい花びらは5枚あるように見えますが実は1枚が分かれたもの、品種改良も盛んで小ぶりな花から大きな花、カップ咲、風車咲、油絵のようなぼかしカラー、グラデーション…数百種類はあるというので愛好家の多さも想像できますね。
ニチニチソウの花言葉は「楽しい想いで」咲いては消え、咲いては消える花々が浮かぶ想いでのようにイメージされるのでしょうか。
色別には画像のようなピンク色は「優しい追憶」、白色は「生涯の友情」という言葉も。
素敵な言葉が並ぶかわいい花ですが、ちょっと気になる性質は「毒がある」ということ。
ピンかアルカロイドと総称される強い毒性が全草に含まれます。
歴史的にはヨーロッパやアジア圏では薬としても使用され、アーユルヴェーダでも煎じ薬として、また抗がん剤として日々草成分が使われるものもあるようですが…「毒と薬は表裏一体」「かわいい花にも毒」。くれぐれも誤飲などにはご注意を。
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