秋のフルーツ「無花果(イチジク)」。ご近所のお庭にある樹木に実がなっていました。
こちらはまだ固いグリーンの状態のようですが、熟すにつれ赤みを帯び、内側にはギッシリと詰まった実が顔をのぞかせた美味しそうな果実が店頭にも並びはじめました。季節の変化を感じます。
好き嫌いの好みが分かれる果物かもしれませんが、秋の味覚には欠かせない!というイチジク好きの方も多いのでは?私も先日、農家さんからいただいたイチジクで白ワインコンポートを作ってみました。
無花果(いちじく):クワ科 イチジク属(フィクス属)、原産地はアラビア南部、6000年以上前から栽培されていたと言われています。地中海沿岸、古代ローマでも重要な果物として食されていたようです。
歴史も古いイチジクですが、旧約聖書に登場するあのエデンの園、アダムとイブが食べてしまった「禁断の果実」にも関わってくるお話も。
禁断の果実はリンゴではなく「イチジク」だったのでは?!という有力説があるそうです。
たくさんの有名な絵画の中には、アダムとイブが体を隠した葉っぱはイチジクの葉の形に見えること、礼拝堂の天井画にもイチジクが描かれていること、など理由があるようです。
他にも禁断の果実は、柘榴(ザクロ)であるとか、アプリコット、バナナなど諸説あり、もちろん深層は神のみぞ知るわけですが…なかなか興味深いところです。
見た目にも逸話にも神秘性のある植物ですが、食物繊維ペクチンや、カリウム、鉄、植物性エストロゲンなど女性にもうれしい栄養素もたっぷり含まれているので、禁断とは言わず、その効果はしっかりといただきたいですね。
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