三重県いなべ市にて竹林の伐採のご相談をいただきました。 お隣様との越境部分を中心に真竹と孟宗竹が混ざっており、なかなか管理するのが難しいという事で施工をさせていただきました。
日本でよく見られる竹には、孟宗竹と真竹があります。
孟宗竹は成長が早く、高さ20mにもなる事があります。新芽を食用にするほか、稈(かん)がまっすぐで強いため、建築や家具の材料として珍重されていますが近年では手入れが難しくなってしまい竹藪になってしまっているところもあります。
日本の竹林を維持するためには、適切な管理が重要です。過密を防ぐための適切な間伐、枯れ木や病気の除去、有機肥料の使用による土壌の健全性の維持などがあります。また、竹林は、根腐れの原因となる過湿や、土壌の枯渇や植物の活力低下の原因となる過伐採から保護する必要があります。さらに、健全で多様な下草を維持することは、竹林の生態系全体の健全性を維持することにつながります。
竹林間伐。竹林の管理で重要なのは間伐です。過密な状態は資源の奪い合いとなり、竹林全体の健全性を損なう事があるので定期的に間伐を行い、弱った株や病気の株を取り除き、健康で丈夫な稈が育つようにする必要があります。
肥料を与える。竹林の土壌を健康に保ち、健康な植物の生育を助けるために、定期的に肥料を与える必要があります。堆肥や動物性肥料などの有機肥料は、土壌の肥沃度を維持し、多様な微生物をサポートするため、竹林に最も適しています。
害虫と病気の管理。 竹林は病害虫に弱いので、定期的なモニタリングと管理が重要です。そのためには、益虫や線虫などの天然または有機の害虫駆除剤を使用したり、病気の蔓延を防ぐために感染した植物を取り除いたりすることが効果的です。
下層植生の管理。竹林の下層を多様に維持することは、生態系全体の健全性を維持するために重要です。野生生物の生息地となり、土壌の水分保持に役立つ低木や草などの植物を植えることもあります。
また竹の根は広範囲に根を拡大しますが、単一の植物の根の弱さと竹の根の浅さが重なり土面の表層崩壊が起きてしまう事もあります。
定期的に竹林整備を行う事で竹林は健全かつ持続可能な形で維持され、地域社会の生活を支え、貴重な生態系を次世代に残すことができます。一度、手付かずになってしまった竹林を元の綺麗な竹林に戻すことは年数もかかりますが、毎年の竹の子折りなどをしながら管理していくとそこまで手間も掛からなくなる場合もあるので、私達が一度施工させていただいた竹林で施主様が自ら管理を行なっているところもあります。
三重県で竹の伐採や竹林整備の事でお悩み事があればお気軽に剪定屋空までご相談ください。
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