日の光を浴びて、輝くように立っているこの木はメタセコイアです。私の通った中学校にもメタセコイアがありました。かつては北半球で化石としてしか発見されていなかった植物で、絶滅したと思われていました。
しかし画像のように、存在しています。実はメタセコイアは1946年に現存が確認されたんです。そのため「生きている化石」と呼ばれることもある変わった植物なんですよ。発見された1946年は、戦争直後。日本、アメリカ、中国の植物研究者の方たちが協力して保護に取り組み、今では私の中学校のように校庭に植えられたり、公園や並木で見かけるようになりました。そのため、平和や調和のシンボルでもあります。画像のように左右対称の葉もとても美しいので、公園などで見つけたら是非観察してみてください。そして、戦後の混乱の中、保護活動をした研究者の方たちのことを想像してみてくださいね。
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