剪定ブログ-お庭の剪定伐採作業実績&日記

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なぜ葉の下に実を付けるの?マンリョウ

赤い美しい実が今年もなりました。こちらはマンリョウの実です。この赤い実は秋から赤くなり始め、2月くらいま楽しめます。


マンリョウは漢字で書くと「万両」です。お金をイメージするため、縁起がいいとされていて、正月飾りに利用されることもあります。とってもかわいい赤い実が有名なマンリョウですが、なんと白や黄色い実を付ける品種もあるのだとか。紅白どちらも育てれば、より縁起が良さそうですよね。

大きくならない植物で、お花も実も楽しめるので、おすすめの植物です。画像からわかるように光沢のある葉も美しいですよね。屋外で元気に育つので、初心者の方でも育てやすいですよ。

ところで、マンリョウの実はどうして葉の下に隠れるようにしてなっているのでしょうか。ちなみによく似た植物のセンリョウ(千両)は、ヒイラギのように葉の上、見えやすいところに赤い実がなります。 

一般的に赤い実をつけて、鳥などに目立ちやすくして食べてもらう事で、遠くまで種子を運んでもらう事や、鳥に食べてもらう事で、鳥の消化管を通って排出されたものが、発芽する物もあります。

ではなぜ、万両の実はわざわざ赤い綺麗な色をして目立たせているのに、とても食べにくいつき方をするんでしょうか?

仮説ですが、種子を多く運んでもらう際に鳥を媒介して運ぶ植物は多いですが、わざと食べにくくする事で、多種の鳥たちに広範囲に種子を運んでもらうという意図があるのではないかと思います。

わざわざ味もそこそこにして、鳥に食べられにくいが、少しずつでも広範囲に子孫を反映させる仕組み。。 植物は人間が知らない所で色々と知恵を絞っています。

寒い時期は花が少ないですが、赤い実が多いので、ぜひ探してみませんか。実の付き方にも着目してみてくださいね。