森林整備で地拵えや下草刈り、枝打ちなどを行う事は理想の森林を育てていくプロセスの一部になり少しずつ人の手を入れながら管理していきながら自然な山の循環をサポートする必要があります。
森林は蒸発散作用等により気候を緩和するとともに防風や防音、樹冠による塵埃の吸着、ヒートアイランド現象の緩和、などにより快適な環境形成に寄与しています。
管理されている極相林化して樹冠が覆われてしまった森は、下草の階層まで光が届かず大きな樹木の根だけで構成された山は表層崩壊を起こし風化土壌層から土が流れ出し根が浮き出てきてしまう所も多くありこうした山の表面浸食防止や土砂流出防止を防ぐには誘導伐を行い主要な樹木は残しつつ広葉樹に覆われている所であればある程度の除伐なども必要になってきます。
森は成長期に一番土砂災害が多いと言われており昨今では流出量が減少して表層崩壊は現象しています。
表層崩壊は降雨の浸透水が、水を通しにくい基盤岩に集積して地下水面が上昇してくる事により発生するのが主な原因になります。 森林は垂直根が山の基盤に根を張る事に杭の効果を果たし山の土留になっています。周囲の根は複雑に絡み合いネット公開により斜面を維持する機能がありこのバランスが崩れてしまった山は長期的に考えると表層崩壊は繰り返し発生させます。
山地災害が少ないバランスの取れた山は広葉樹と針葉樹のバランスが良い山とされています。
山を深く理解し山に触れ山に生かせれている事を少しでも多くの方に知ってもらい行動してもらえるような環境になれば、日本の財産として日本人の心として山文化が定着するはずです。
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