エンジェルトランペットと呼ばれる植物をご存知でしょうか。
ナス科キダチチョウセンアサガオ属のひとつで、春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花をつけます。
本来は「ブルグマンシア」という名前なのですが、この名前だと売れないということで、ラッパ状の花を咲かせるところから「エンジェルトランペット」という名前をつけたそうです。
見た目も華やかで妖艶な雰囲気ですが、実はこの植物、たいそうな毒を持っています。
花だけではなく、葉、樹液にも毒があり、幻聴・頭痛・めまい・興奮・錯乱・意識不明・呼吸停止といった症状がでることがあるそうです。
その毒性を利用し、江戸時代には麻酔薬として用いられたこともありました。
エンジェルという名前ながら毒を持つというのはなんとも皮肉がきいているような気がしますが、安易に触れたり食したりしなければ大丈夫なので、その美しさだけ楽しみたいですね。
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