三重県菰野町にある大亀山金剛寺様にてヤマモミジ 14本 シダレザクラ4本の
植栽を行わせていただきました。
水捌けがあまり良くない土壌だったのでまずは土壌改良を念入りに行いました。
今回し様した土壌改良材
バーク、鹿沼土、炭、パーライト、リンカリ肥料は、土壌改良に使われる一般的な資材で、それぞれ特有の特徴と利点があります。これらの資材を組み合わせることで、水はけの悪い土地の状態を改善し、植物の健康を促進することができます。
バーク: バークは木の皮から作られる有機資材で、土壌の通気性と排水性を向上させるのに役立ちます。各植穴に一袋ずつ使用することで、根が呼吸しやすい環境を提供し、根腐れのリスクを減少させることができます。
鹿沼土: 鹿沼土は軽石や火山灰から成る日本原産の土壌改良材で、水はけと水持ちのバランスが良いことが特徴です。この資材を使用することで、土壌の構造を改善し、根の成長を助けることができます。
炭: 炭は土壌に添加することで、水質を改善し、有害物質を吸着することができます。また、微生物の活動を促進し、土壌の肥沃度を向上させる効果があります。
パーライト: 黒曜石パーライトは、黒曜石を高温で加熱して膨張させた軽石の一種で、非常に軽量で多孔質な材料です。土壌への添加により、通気性と排水性を向上させ、水分と栄養素を効率的に保持します。これにより、植物の根の健康を促進し、乾燥を防ぎながら、成長条件を改善する効果が期待できます。
リンカリ肥料: リンカリ肥料はリン酸とカリウムを含む肥料で、根の発達、花や実の質と量の向上に役立ちます。この肥料を使用することで、植物の全体的な健康と耐性を高めることができます。
掘削は既存の樹木の根を痛めない様にスコップとオーガドリルを使用し、水捌けが悪い要因の一つである粘土層の深さまで堀り、粘土層もある程度ほぐして土壌改良資材を混ぜてあります。マキタのバッテリー式オーガが大活躍でした。
枝垂れ桜の植栽土壌は特に水捌けが悪かったので、パーライトを多めに追加
黒曜石パーライトは、黒曜石を高温で加熱して膨張させた軽石の一種で、非常に軽量で多孔質な材料です。土壌への添加により、通気性と排水性を向上させ、水分と栄養素を効率的に保持します。これにより、植物の根の健康を促進し、乾燥を防ぎながら、成長条件を改善する効果が期待できます。
さらに通気性を改善するために植栽後に木の周りに穴を空け、そこにも土壌改良資材を入れております。竹の筒を土中に埋めることで、土壌内に空洞が形成されます。これらの空洞は、土壌内の空気の循環を促進し、根系周辺の酸素の供給を改善します。植物の根は酸素を必要としており、適切な酸素の供給は根の健康と成長に不可欠です。
通気性の向上: 孟宗竹を土中に埋めることで、土壌内に空洞が形成されます。これらの空洞は、土壌内の空気の循環を促進し、根系周辺の酸素の供給を改善します。植物の根は酸素を必要としており、適切な酸素の供給は根の健康と成長に不可欠です。
排水性の向上: パーライトやバークを竹の穴に入れることで、水はけが良くなります。パーライトは水分を適度に保持しつつも余分な水は素早く排出する性質があり、バークは土壌の構造を緩めて水の流れを良くします。竹の穴からこれらの材料を通じて水が流れることで、土壌の過剰な湿度が防がれ、根腐れのリスクが低減されます。
土壌構造の改善: 孟宗竹とパーライト、バークの組み合わせは、土壌の構造を物理的に改善します。孟宗竹が形成する空洞とこれらの資材が提供する多孔性により、土壌粒子の間に適切な空間が生まれ、根が伸びやすくなります。また、この方法は土壌の圧縮を防ぎ、健康な根系の発達をサポートします。
梅が綺麗に咲いておりその下にはビオトープがありました。 以前ホトケドジョウやモリアオガエルの産卵も確認できたそうです。
御住職にも色々な歴史や菰野藩などの事もお聞きでき大変勉強させていただく機会が多い現場でした。
植物を植栽した後のサポートは、その植物が健康に成長し、環境に調和して生きていくために非常に重要です。植栽はあくまで始まりであり、その後の継続的なケアが植物の生命を豊かにしてくれます。
人間も植物の成長をサポートし、その生態系の一部として貢献する責任があります。植物への継続的なケアは、それらが健康に成長し、自然と共生し、その恩恵を受けるためには植物に対する理解と注意深いケアが必要です。
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