剪定ブログ-お庭の剪定伐採作業実績&日記

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コロンとまるい実の正体。落ち着きをもたらす香の「ヒノキ」

大きな公園を歩いているとよく見かける小さなコロンとまるい実。実というか種子というか松笠のミニミニ版というか。



リースを作っている知人がたくさん集めていたのを見たことがあったのですが、これは何の木の実なんだろう?長年の疑問を調べてみました。検索キーワードに苦労しつつ…発見した答えは「檜(ひのき)の実」。

アラレやサッカーボールのような形とも例えられる形状はなかなかキュートです。

どうやらこの固い殻の中に種子があり木から落ちて飛び出すことで、発芽体勢をとるのだということ。ヒノキの開花は3月から4月頃、雌雄同株で枝先に直径10mm前後のたくさんの実をつけます。

日本古来の植物としても珍重される檜ですが、その特徴的なウッディな香りはアロマオイルとしても利用され好まれる方も多いです。

甘さとスパイシーさ、そしてフローラルな要素ももつ独特の香り。森林浴をしているかのようなリラックス効果も醸し出してくれます。効能としては抗菌や消臭、防虫効果も優れ、カラダには血行促進を促してくれるので、むくみや疲労ケアにも。

メンタルには静かに自己に向き合える落ち着きとともに、まっすぐに進める強い力をくれる香とされています。ヒノキの香りはベースにしっかりと漂う主張があるので、好き嫌いはあるかと思いますが、私は樹木系のサイプレスやローズウッド、オリエンタル系のイランイランなどとブレンドするのも好きです。

道端に落ちているこの実をみつけたらヒノキの香りも思い出してみてくださいね。